当寺の歴史
当寺の開祖は、塚本安成(法名 釋 善空)と言われ、文明九年(1477年)頃に、蓮如上人の御教化を受け、法名を賜りました。
蓮如上人御逝去後、布施保内笠破の山中(現 富山県黒部市笠破)に居住し、大永元年(1521年)同所に近郷近在の有縁の方々の御尽力で、一宇を建立し、安成寺と称しました。
しかし、布施川の氾濫等の為、慶長年間(1596年頃)に布施保内蛇田村(現 富山県魚津市蛇田)に移りました。
その後、寛永年間(1624年頃)に、現在の場所に移りました。
当寺の山号蛇谷山は、蛇田村に安成寺が在る時、慶長11年(1606年)東本願寺第13代法主宣如上人より賜ったものです。
現在の場所に移り、幾度かの火災い見舞われました。
昭和31年(1956年)9月魚津大火によって、本堂並びに諸殿が焼失しますが、幸いに蔵だけ焼失を免れたので、書物・仏具等は、古い時代のものも現在に有しております。
現在の本堂は、昭和43年(1968年)11月に再建されたもので現在までに至っております。